何処までも黒は、長く
「…あ…あやちー……。」
授業が終わり、私は帰る準備をするあやちーの肩をつついた。
「ん?」
「授業、分かんないよ…。教えてくれない?」
「良いよ〜。じゃあこのまま、図書室で勉強しますか♪」
そのまま、私は強引に図書室に連れて行かれた。
私の生活は、あやちーが居ないと成り立たない。
成り立たせようとしても、精神的に不可能なのだ。
腕を掴んでくれた、あやちーの手が温かかった。
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