何処までも黒は、長く
どうやら、大量のレポートを研究室に運ぶ手伝いをしなくてはならないらしい。
私は手伝ってもらおうと思い、あやちーを探して周りを見回してみたが、
……………残念ながら、あやちーはこの講義を受けてなかった。
「……………あ、…………あやちぃー〜…………。」
私が涙目で思わず呟くと、教授が変な顔をした。
「………長塚さん?」
後ろを振り返ると、同じ学部の相馬和哉(ソウマ カズヤ)が居た。
振り返る勢いで、抱えていたレポートが何冊か落ちる。
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