何処までも黒は、長く
怖くて怖くて





「え〜ん。あやちー、聞いてよぉ〜。」

「…ゆっきー、どうしたの?」



必修の講義は2限続きで、今は間の休み時間。
私は、今朝見た悪夢のコトを、あやちーに話した。






「今夜もこんな夢を見るんだと思うと、もう今から怖くて怖くて………」






よしよし、と私の頭を撫でてくれるあやちー。



ポンと、何かが肩に乗った。







「いやあああああぁぁぁぁぁ!!!!」



私は慌てて、あやちーの背中に隠れた。





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