何処までも黒は、長く





私は思わず悲鳴をあげた。

あやちーは、この講義はとっていない。
…………私、一体誰に助けを求めれば良いの?













「…まさか悲鳴あげられるとは思ってなかったわぁ〜。」




「…………はひ?」




後ろを見たら、相馬が居た。
笑顔で、「よっ」なんて片手を上げている。


「……………悲鳴あげちゃって、ごめん。」

「良いって、別に構わないよ。」











…………すっかり忘れてた。
相馬もこの講義、とってるんだった。





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