何処までも黒は、長く
敢えて、自分は協力しきれないから、相馬を頼れと言う。
…それは…、つまり……。
「あやちーは、どうしても私と相馬をくっつけたいのかい!!」
「あら〜。何だバレてるじゃな〜い。」
…あやちー、笑ってる…。
……まったく、他人事だと思って……。
「あやちーは、私がそんな事しないって知ってるでしょ! 何それ、自分がか弱いアピールして男心くすぐる的な、一昔前の作戦。」
私は勢いに任せて、一気にまくし立てた。
しかし、あやちーはクスクス笑ってる。
「う〜ん、ゆっきーにそのつもりが無くても、結果としてはそうなっちゃうんじゃない?」
「うわー、嫌だ〜。そんなの死んでも嫌〜。」
「そうだ! 明日は、相馬君と遙も誘って、ダブルデートにしよう!!」
「はぁ!?」
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