Dsire
「…にしても、使えなさそうなのが揃ったな。」
「使えなさそうって何だよ!お前に言われたかねーよ!!」
俺がそう言うと、ふっと笑い俺を見る。
「図星だからって怒るなよ。」
「殺すぞお前…!!ってか選ばれたって何だよ?」
一番の疑問はそれだ、埜雲は俺と他にも居る奴等が選ばれたと言っている。
一体何に選ばれたんだ?
「副番人だよ、人間界のな。」
「は…?副番人?人間界の?何言ってんだ?」
埜雲が何を言ってるのかがわからない。
すると埜雲はゆっくり話始めた。
「いいか、この世界は4つに区切られてる、1つはここ狭間で死んだ奴を地獄か天国に分ける場所、もう1つは地界でいわゆる地獄だ、もう1つが天界、天国だ。そしてもう1つ、お前等の居る人界、お前達が任せられたのは人界の副番人だ。」
人界の副番人?
って事は世界を守れと?
俺は廻らない頭を必死に回転させて頭を整理した。
「って事は俺は何をするんだ?人界の副番人って…」
「めんどくさいのは嫌いなんだ、後は人界の番人に聞け、じゃあな。」
「ってお前ちょっ…!」
俺の下に穴が綺麗に空いた。
「え?嘘?うわああぁああぁ!!!!!!!」
そのまま俺は意識を手放した。