なみだのしずく
地元の駅に着いた−。

今日はめずらしく

友達の絵里香が一人でいた

『絵里香!久しぶり』

『ゆな!』

絵里香はケバい…

街であたしと歩けば

異常だろう…

そんな奴だがいい奴だった。

『ゆな…元気?』

『元気だよ!』

ふいに絵里香の着信が鳴った…

『あっ,メールだ…』

『何?彼氏?』

『違うよ!あっ…
あたしさ今,元北中で
同じ高校の男子とメールしてて
ゆなのメアド教えていい?』

『うん…いいけど…』

『あっ,ゆなには
卓がいるもんね…ダメか…』

そういえば中須くんって

北中だったらしいな…

もしかしたら…

『いいよ』

自分の考えより前に

口が勝手に動いていた

その時から

運命のイタズラは始まってた
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