クライシス
夜中でも追っ手が来るのだ。


一度眠っているとドアを破られて三人の男に突然拳銃を向けられたのはトラウマに成ってる。


あれ以来夜も熟睡出来ない。


だが、お陰で今では神経が張り巡らされ少しの異変でも気が付く。


昼は昼で格闘技を学んだり、拳銃の練習、そして朝鮮語の勉強をしている。


不思議な事に疲労と極度の緊張で、身も心もボロボロのはずなのに、何故か真綿の様に色んな事を吸収している自分がいた・・・


















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