クライシス
事件発生
それから9ヵ月後・・・
-10月24日21時18分-
日本国東京都・・・
市橋雄介は壁に掛かっている時計を見て、溜息をついた。
もう9時回ってるのか・・・
そう思いひとまず、まとめたデータを保存してパソコンの電源を落とした。
職場にはもう誰も居なかった。
首を回しながら立ち上がりロッカーに向かった。そして、白衣を脱ぐとジャケットを羽織って部屋を後にした。
雄介の職場は警視庁科学捜査研究所・・・犯罪を科学的に研究する機関である。
警察であって警察では無い。仕事としては毎日ずっと研究を続ける研究員だ。
なので、犯人を逮捕する事も無ければ白バイに乗ることも無い。
ただ毎日研究を続ける機関だ。
外に出ると若干肌寒く感じる。
もう冬が近いな・・・
そう思いながら携帯電話の電源を入れた。
メールが一件だけ入っていた。
由香からであった。
中を見ると「明日早いので、もう今日は寝ますお休みぃ」と入っていた。
雄介は一応返信だけして携帯電話を閉じた。
そう言えばかれこれ二ヶ月位、由香と会って無い。
由香は大阪で働いている。
遠距離恋愛なので仕方が無いとは思うが、それでも雄介が東京に出てきたばかりの時は月に一度は必ず会っていた。
大学を卒業して3年・・・由香と付き合ってからは4年が経過している。
もう潮時か・・・?
そう思いたくは無いが・・・思ってしまう自分が居る。
雄介は夜空を見上げて・・・溜息を付いていた・・・
-10月24日21時18分-
日本国東京都・・・
市橋雄介は壁に掛かっている時計を見て、溜息をついた。
もう9時回ってるのか・・・
そう思いひとまず、まとめたデータを保存してパソコンの電源を落とした。
職場にはもう誰も居なかった。
首を回しながら立ち上がりロッカーに向かった。そして、白衣を脱ぐとジャケットを羽織って部屋を後にした。
雄介の職場は警視庁科学捜査研究所・・・犯罪を科学的に研究する機関である。
警察であって警察では無い。仕事としては毎日ずっと研究を続ける研究員だ。
なので、犯人を逮捕する事も無ければ白バイに乗ることも無い。
ただ毎日研究を続ける機関だ。
外に出ると若干肌寒く感じる。
もう冬が近いな・・・
そう思いながら携帯電話の電源を入れた。
メールが一件だけ入っていた。
由香からであった。
中を見ると「明日早いので、もう今日は寝ますお休みぃ」と入っていた。
雄介は一応返信だけして携帯電話を閉じた。
そう言えばかれこれ二ヶ月位、由香と会って無い。
由香は大阪で働いている。
遠距離恋愛なので仕方が無いとは思うが、それでも雄介が東京に出てきたばかりの時は月に一度は必ず会っていた。
大学を卒業して3年・・・由香と付き合ってからは4年が経過している。
もう潮時か・・・?
そう思いたくは無いが・・・思ってしまう自分が居る。
雄介は夜空を見上げて・・・溜息を付いていた・・・