クライシス
「ちゃんと・・・仕事を終えてから・・・会いにこれば良かったのに・・・」


雄介が言うと三宅は笑った。


「はっ!奴らが俺を本当に釈放すると思うか?」


三宅は鼻で笑う。


「お前は・・・ハムじゃ無いのか?」


三宅の質問に雄介は首を振る。


「俺はただの研究員っスよ・・・警視庁の・・・」


「なんで研究員がこんな所に居る?」


「さあ・・・・まあ。それはゆっくり話しますよ・・・北に向かう船か飛行機で・・・!」


「お前も行くのか?」


「成り行きで・・・」


その言葉に三宅は苦笑いをする。


「大変だな・・・二谷の旦那も小僧のお守りか・・・」


「アナタもね・・・!」


サイレンを鳴らした大量のパトカーが小学校の校門から入ってくる。


職員室から教師達がビックリした表情をして出てきた。


そして大量の警官達がパトカーから降りた。


「さあて・・・行きましょうか?」


「行くか・・・北に・・・!」


二人はゆっくりパトカーに向けて歩き出した。






小学校の生徒達は大量のパトカーに喜んでいた・・・!
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