変わらないコーヒーの味
 まさか、そんな事が起こるなんて。

 一瞬で頭の中に赤いランプとサイレンが駆け巡る。


 まさか、女の子の肩を抱いて、こっちに振り返ったのが、



 タカだったなんて。



 私は、自分の意識とは別に、その場を逃げ出してしまった。





 う そ 。




 タカが浮気なんて。



 無我夢中で走った。
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