ーキミノイナイセカイヘー
一生ミカンを呼び続けたかった。

ねぇミカン?
本当はもっと聞いて欲しい事があるんだ。
でもきりがないからこの辺にしとく。


君のいない世界はどんな所だろう?

いつか、その世界がまた君のいる世界になる日を待ってる。

ミカン、愛してるんだ。
この世界中の誰よりも。

中澤 夏月





P.S

最後にプレゼントを用意したんだ。
この手紙と一緒にサリー達が上手くやってくれるハズなんだけど。












手紙を読み終えたミカンの顔は、グチャグチャに泣き崩れていた。


「ありがとぉ。ごめんねぇ、ナツ」



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