ーキミノイナイセカイヘー
注文を終えて席に着いた裕子にマキとサチが
「マジ勘弁なんだけど。帰ろうよ。それか別ネタないの?」
と、ウンザリしている。
「今日はアイツらがいないものとして、飲んで歌って騒ごうよ。ねっねっ?」
裕子が何とか宥めた。
TV画面にアニメソングのタイトルが映る。
アユムが「オレ、オレ」とマイクを持つと、サチに「キモイ」と切られた。
次にハチベーが入れたミスチルが映った。
マキが「誰?」と訊くと
「あっ!俺だ。オマエらしびれんなよぉ~」と言って歌おうとした瞬間、
「止めてよ、イメージ崩れる」
と消されてしまった。
まずいムードだ―
その時、飲み物が届き、ひとまず嫌な空気は軽くなった。
一応皆で乾杯を済ますと、マキがアユムに言った。
「アンタ、酒強いんでしょ!?早く飲んでよ」
アユムは躊躇うフリして、一口飲むとグラスに「うぇっ」と戻した。
「こんなの飲めない。うぅっ」
「キモイし嘘つきだし、ウザイんだけど。何が酒強いよ。オレンジジュースでも飲んどけば」
マキがキレて言う。
「はい」
アユムはオレンジジュースを注文しに立った。
「マジ勘弁なんだけど。帰ろうよ。それか別ネタないの?」
と、ウンザリしている。
「今日はアイツらがいないものとして、飲んで歌って騒ごうよ。ねっねっ?」
裕子が何とか宥めた。
TV画面にアニメソングのタイトルが映る。
アユムが「オレ、オレ」とマイクを持つと、サチに「キモイ」と切られた。
次にハチベーが入れたミスチルが映った。
マキが「誰?」と訊くと
「あっ!俺だ。オマエらしびれんなよぉ~」と言って歌おうとした瞬間、
「止めてよ、イメージ崩れる」
と消されてしまった。
まずいムードだ―
その時、飲み物が届き、ひとまず嫌な空気は軽くなった。
一応皆で乾杯を済ますと、マキがアユムに言った。
「アンタ、酒強いんでしょ!?早く飲んでよ」
アユムは躊躇うフリして、一口飲むとグラスに「うぇっ」と戻した。
「こんなの飲めない。うぅっ」
「キモイし嘘つきだし、ウザイんだけど。何が酒強いよ。オレンジジュースでも飲んどけば」
マキがキレて言う。
「はい」
アユムはオレンジジュースを注文しに立った。