ーキミノイナイセカイヘー
その横でマーサがサチに熱く語っていた。

「もし、戦争が起きたら生きてく自信ありますか?」

「どうでもいいし」

「自分と山でシミュレーションしませんか?」

「嫌よ」

「自分のマシンガン見て欲しいんですが」

「ウザイよっ!!」

マーサは水を引っ掛けられてしまった。

(ヤバい)と思ったナツは、
「マンゴーいる?」
とサチに訊いてみた。

「もぅ帰っていい?コイツらむかつくんだけど」
裕子にキレている。

そろそろ潮時らしい―

アユム達は目で合図し、トイレに集合した。
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