青空に恋をして
―トントントン
ひとつひとつバスのステップを上がる。
何度か学校へ行く練習でバスに乗ったけれど、やっぱり緊張する。
あたしは夢中で乗車券を取った。
ドジなあたしはたくさんの人がいる中で乗車券を取るのも一苦労…汗
ようやくイスに座ろうと周りを見渡すけど、どこもいっぱい。
「椿っ!!こっち!」
先に乗ってたらしい順矢が隣に場所を取ってくれてたみたい♪
さっすが順矢☆
優しいとこは昔から変わらない。
手招きしている順矢に駆け寄り隣に座った。