偽りの兄妹。

あと2時間。
千里と公認の夫婦になるんだ・・・・。

「ねぇ蜜樹?千里のこと好き?」
「なっ・・・・・・いきなり!?」
ウエディングドレスの仕上げ(?)をしているお母さんが
急に訊いてきた。






「・・・・・・・・・・・好きだけど?」
「まぁ、そうよね」

なにそれー!
まぁそりゃ好きだから結婚するのは当たり前だけどさぁ・・
あ、好きじゃなくても結婚する人とかいるか。

お金持ちの人とか。



「・・・・・・・・・・・・幸せになりなさいね」
すべての準備が終わった合図と同時に
私の背中をポンと押してくれた。

「・・・・・・・・・あったり前じゃん♪」
「蜜樹らしいいいかたねぇ」
 
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