偽りの兄妹。

「蜜樹・・・」
「お父さん・・・・?」
途中まで一緒に歩いてくれるお父さん・・・・・。
珍しく正装であまり似合ってない。

「息子と娘の結婚式ってなんか複雑だな・・・」
『息子に娘を託すのか』とかいろいろ
ブツブツ言っていた。

「それもそれでいいかもよ?」


♪~♪~

式の始まりとも言える、メロディーが流れる。

「・・・・・・・・・そうだな」






初めは

千里の変な行動に振り回された

そして告白された

そんな一生懸命な千里を私は



どんどん好きになっていって




いつのまにか

『愛してる』というコトバでも

言い尽くせないほどになっていた




その頃はまだ

今みたいになれるって思ってもみなかったから

私は今、すごく幸せだよ・・・・・・。

 
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