ブラック御伽草子
ある日浦島太郎は
竜宮城に飽きました

そして乙姫に言いました

「殺されたくなかったら 宝をよこせ」


乙姫は素直に金色の
竜の置物を渡しました
目はダイヤモンド
手には水晶
ウロコはサファイア

あきらかに高級品でした

浦島太郎はそれを
亀に乗せて子分と共に
帰りました
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