ブラック御伽草子
「まて、その前に
竜宮城に連れていけ
乙姫がいるだろう?
一度抱いてからだ」


亀は驚きました


「そんな…それはできません」


浦島太郎は首を振りながら言いました


「土の味って知りたくない?」


亀は涙目になって


「わかりました
今から城に戻って
水中で息ができる
薬を持ってきます…」

と言い 海に戻ろうとしましたが


浦島太郎は素早く尻尾をつかみました、

「お前逃げる気だろ」
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