【バレンタイン短編-2009-】 俺のココ、あいてるけど。
「おやすみ、誠治。また明日」
誠治の髪を優しく撫でながらあたしはそうつぶやいた。そして、ほっぺに愛を込めてキスをした。
「ん〜。これ以上食ったらメタボになるよ……」
誠治は夢の中であたしのチョコを食べてるのかな?寝言にしてはすごく現実的なことを言って、あたしをププッと笑わせてくれた。
「前にも言ったじゃん。メタボの誠治も好きだって。心配性なんだから、誠治は。もう……バカ」
あたしはチョンと誠治の鼻をつついて心地いい腕枕に体を預けた。
【THE END...】