愛してると言って!


やばいよやばいよでかわだよ!!!なに?!泥棒?

玄関を見てみると少し汚い運動靴が脱ぎ散らかされていた。

泥棒‥ってこんな律義?てかまだ中にいるってこと?あぁ、てかあたし危ないんじゃね?

未だに玄関から動けない私は意を決して中にそろそろと入っていった。

なんだこれ。これじゃ端から見ると私が泥棒じゃないか、全く。

玄関からまっすぐに続く廊下からリビングに繋がるドアのノブへと手をかけた。物音はまるでしない。

よし、いっちゃえ…!!

ガチャという大きめな音とともに開いたドア。

私の緊張もMAXになる。


開けて目にはいったものは予想と遥かに違っていた。









「雲英?」

< 11 / 19 >

この作品をシェア

pagetop