愛してると言って!


「あ、言い忘れてた」

「なにを?」

あー、普段は生意気なくせに‥酒入るとこんななんのはまじで勘弁して。しかも…おま、高校生だろうが!ばかもん!許さん、父さんは許さんぞ!!

「みゆぅ、おかえりぃ」

私が悪かったから。マジでごめんなさい。なんでそんなに萌えの核をずっこんずっこん当ててくるのよ。もうほんと可愛い。

「た、ただいま‥」

私の顔、いま真っ赤です。もちろん、耳も。

「みゆぅもにょむぅ?」

もはや何言ってんのか分かんないけど可愛すぎるから許す。

「呑まないよ。もう、そこで寝たら風邪ひくよ?」

「でもねりゅとこないもぉん」

寝るところがないって言いたいんですね、分かります。

まぁ、確かにないよね。父さんのところで寝かすか。

「雲英?寝るなら父さんのベットで寝ておいで!」

私は雲英のお母さんか。

「やぁ!みゆぅとねるぅー」

何という萌え。

もう、あれだろ?これ、ドッキリだろ?ティッシュの箱とかにちっちゃいカメラが仕込まれてるんだろう?

今なら許すから。はやくドッキリ大成功ー!って誰か出てきて!頼みますぅー!!!


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