愛してると言って!
「すぅすぅ‥」
で?
え?なにこの状況…。
えっと?なんで私のベットに雲英がいるの?しかもめがっさカワユスな寝顔。あ、これは関係ないか。
あぁ、さっき強引に連れて行かれたんだった。
雲英からはお酒の匂いと混じって香水の匂いがした。なんか最近の高校生は怖いよ、マジで。
起き上がろうとしても私の腕をギュッとつかんで離そうとしないし、どうしたもんかねぇ‥。
いいや‥、寝よ。
そうして雲英の寝息をBGMに私は夢の世界へと行ってらっしゃい!
はい!翌朝!
「…おい。起きろよ」
「むぅ…ん‥?」
この低い声…は‥
「き、らぁ?」
「うっ…。そ、そうだよ。お前もう起きろよ、寝すぎ。」
「えぇ‥?いま何時?」
「12時。昼。」
あぁ、寝すぎた‥
ゆっくりと身体をおこすと骨が絶対何本か折れたような音がした。ボキボキって。ふあぁ‥と一つ大きなあくびをした。
「でっけぇあくび…」
そんな明らかに呆れた表情で言わなくても…
「あぁっ!!!」
「な、なんだよ」
「雲英!学校は?!」
雲英はなんだそんなことかとまた呆れた表情になった。
「今日は休んだ。明日からちゃんと行くよ」
休んだのか‥もしかすると私のせい?