愛してると言って!
そして3日後。
あ、作者がめんどくさかった訳じゃないよ?
特に何もなかったの、この3日間は!
あの求人情報誌に書いてある住所でも電話をかけた時にも気付かなかったが…
場所が高級住宅街ってのはどういうこった。
ヨソウガイデース
すいません。
ここら辺に来てから心なしかみんなが私を汚い物を見てるような目に…んな訳ないか。
だいたいさ、池元屋ってなによ
ネーミングセンスまるでなしだな。
ぶつぶつと言ってる間に言われた住所の近くにやってきた。
えぇ…
ここら辺豪邸しかないじゃん
こんなところに池元屋が‥?
「あの!えっと…如月美憂さん、かな?」
ぬぁっ!!
叫び出したくなるぐらいびっくりした。
なにこの人、執事かなんかやってんの?それともコスプレ?って感じの恰好をしてるイケメンさんが私に声をかけてきた。
はっ!!!!!
「ナンパか何か?それとも何かの勧誘?私お金なんか持ってないわよ!!!」
「あ、えっ?…えっと」
あ、イケメンが困った。
イケメンが困ってもイケメンだし、ブサイクが困ってもやっぱりブサイクなんだ。そういうもんなんだな、人類ってやつぁ…。てかなんの話だよ。