私だけのスーパーマン
「ごめん!お待たせ!」
今日の講義は午前中だけ。
今からタカとお昼を食べに行く。
『俺も来たばっかだから』
ってなんかこの会話…本物のカップルみたいじゃない?
なんて思うとちょっとウケる。
『なんだよ?1人で笑ってさ。』
「いや、私たちって端から見たら恋人に見えるのかな、って。」
そう言うとタカの顔つきが変わる。
「どうしたの?そんな怖い顔して。」
『あ、いや…なんでもない』
ヘンなの、タカってば。
別にただの冗談なのに。