私だけのスーパーマン






『いらっしゃーい』


バーの扉を開けるとマスターがお出迎え。



『こちらへどうぞ』

奥から泉さんが現れ、端の席を指す。



「やっぱカッコイイね~!」

私の耳元で綾が囁く。


「ちょっ…何言ってんの?!」



「顔、赤いよ?」


綾はクククッと笑う。

綾ってば…私のことからかってばっかり。



『相変わらず、仲良いんですね』


私にはいつものロックを。
綾には泉さんスペシャルカクテルが出てくる。



「いや~そんなことないですよ~」


綾はそう言いながらカクテルを口に含む。






< 138 / 234 >

この作品をシェア

pagetop