私だけのスーパーマン





「え?あの歌の…??」


『実はエーデルワイスって花なんです。』


初めて知った。

音楽のエーデルワイスなら知ってるけど。



「で、花言葉は?」


いつものことだ。

次にくるのは花言葉。


もう何度目だろう。

こういう展開は。



『勇気、です。』


相変わらずだな…泉さんは。


ロマンチスト…っていうか…なんというか…



「私、行ってきます。

ちゃんと別れてきます」



『頑張って下さい』


私は泉さんに背中を押され、いつものようにバイト先へ向かった。








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