私だけのスーパーマン
そして転機は突然訪れた。
『バイト、お疲れ様。すみれちゃん』
10時
バイトを終えて裏口から出ると目の前には奥寺さんの姿。
「奥寺さん、どうしたんですか??」
いつもならまだ、お店にいる時間なのに。
『いや、ちょっとすみれちゃんに用があってね?』
奥寺さんはそう言うと私の腕を取って歩き出した。
そしてついた先は
「おくでら…さん?」
お城のような形をしたホテル
私のほうを見た奥寺さんはニコッと笑っていて。
そしてホテルの中へと入って行く。
『先、シャワー浴びる?
それとも一緒に入る??』
え…何、言ってるの?
『どうしたの?すみれちゃん』
何も言わない私の顔を覗き込む奥寺さん
「え…だって奥寺さんには…」
言い終わる前にベットに押し倒された。
『さっき言ったでしょ?
家内よりすみれちゃんのほうが好きだ、って』
ニヤッと不敵な笑みを浮かべた奥寺さんは
私の服に手をかけた…