君への距離~あなたに一番近い場所~
杏と翼が仲良く並んで帰っていくのをアツシは雑誌コーナーから見つめていた。
(よかった、よかった!)
能天気なアツシにもちょっと二人がぎくしゃくしていたことくらい気づいていたから。
(あ、ちょっと待てよ…)
翼の着ていたピンクのポロシャツ。
(昨日と同じ服!
あと、二人から風呂上がりのようなシャンプーの香りがしてた!!
杏んちのシャンプーはハーバルなんとかだから分かるんだよ!!)
「あいつら、ついにー!!!」
コンビニに響き渡る大声を出したアツシにコンビニにいたすべての人から奇妙な視線を向けられたのは言うまでもない。
(よかった、よかった!)
能天気なアツシにもちょっと二人がぎくしゃくしていたことくらい気づいていたから。
(あ、ちょっと待てよ…)
翼の着ていたピンクのポロシャツ。
(昨日と同じ服!
あと、二人から風呂上がりのようなシャンプーの香りがしてた!!
杏んちのシャンプーはハーバルなんとかだから分かるんだよ!!)
「あいつら、ついにー!!!」
コンビニに響き渡る大声を出したアツシにコンビニにいたすべての人から奇妙な視線を向けられたのは言うまでもない。