君への距離~あなたに一番近い場所~
「えっと…」
シオが珍しく緊張した面持ちで言った。
「短刀直入に言うな!俺、杏のこと…
杏のこと、好きやねん。」
杏はびっくりしてバイクから落ちそうになった。
「今言うなって感じやろうけど…、」
「…シオ?」
「だって好きやねんもん!
俺のが翼よりも杏のこと幸せにできると思う!」
(どこかで聞いたことあるセリフやな…)
シオは以前告白してきた奏を思い出した。
『あたしのほうが中塩くんのこと幸せにできる!』
(勝手や…)
「あたし、」
杏がシオに優しく言った。
「あたしシオといると素なの!」
「素?杏いっつもすっぴんやないか!化粧なんてできひんやろ!」
「やろうと思えばやれるわ!
ってちがうわ!
ほら、今だって。翼くんに突っ込みなんてうてないからね!」
「…」
「今のまんまがいい…今のまんまで充分幸せにしてもらってるよ?
シオはあたしの親友だから!」
シオが珍しく緊張した面持ちで言った。
「短刀直入に言うな!俺、杏のこと…
杏のこと、好きやねん。」
杏はびっくりしてバイクから落ちそうになった。
「今言うなって感じやろうけど…、」
「…シオ?」
「だって好きやねんもん!
俺のが翼よりも杏のこと幸せにできると思う!」
(どこかで聞いたことあるセリフやな…)
シオは以前告白してきた奏を思い出した。
『あたしのほうが中塩くんのこと幸せにできる!』
(勝手や…)
「あたし、」
杏がシオに優しく言った。
「あたしシオといると素なの!」
「素?杏いっつもすっぴんやないか!化粧なんてできひんやろ!」
「やろうと思えばやれるわ!
ってちがうわ!
ほら、今だって。翼くんに突っ込みなんてうてないからね!」
「…」
「今のまんまがいい…今のまんまで充分幸せにしてもらってるよ?
シオはあたしの親友だから!」