君への距離~あなたに一番近い場所~
昨日、


ベランダで初めてキスをした二人は、


特に翼のほうは我慢できなくなってしまったようだ。




そのまま杏を抱っこしてベットに押し倒した。


杏はびっくりして目を丸くして翼を見ていた。



あんな事件のあとで、杏が怖がるんじゃないかと思ったがどうしても止められなかった。
「…大丈夫?」



ここで杏が大丈夫じゃない、と言ってもやめられた自信はなかった。


「ほんとに…いいの?だって、あたし…」


「何も言わないで…」











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