君への距離~あなたに一番近い場所~
ガチャガチャ!
「翼ぁー!」
玄関からドアを開ける音とシオの声が聞こえてきた。
翼がハッと我にかえって部屋を出ていった。
玄関には杏をおぶったシオがいた。
「お届けもん!」
シオがニヤッと笑って言った。
杏がシオの背中からひょっこり顔を出して翼にニヤッと笑った。
杏の笑顔に翼はホッとした。
「重い重い!どんどん重くなっていく~」
シオは大げさに顔をしかめて言う。
「あたしはこなきじじいか!!」
「暴れんなや!コラ!足ぬけてんだろ?」
「膝、ね…」
翼は苦笑いだ。
「ほら、翼!交代!」
シオはそういって杏を翼に背負わせる。
「落とすなよ!」
翼の肩をポンポンと叩き、シオは出ていった。
「やっぱさ…、」
翼がつぶやく。
「やっぱ、シオかっこいいな!」
「ん?」
杏が首をかしげる。
「あ…えっと、なんでもない!」
慌てる翼を見て、杏はニヤニヤしながら言った。
「リョースケが妬いちゃうぞっ☆」
「この―!!」
翼は杏を背負ったままぐるぐる回った。
「キャー!!!」
翼の背中で杏はいつまでもケラケラ笑っていた。
「翼ぁー!」
玄関からドアを開ける音とシオの声が聞こえてきた。
翼がハッと我にかえって部屋を出ていった。
玄関には杏をおぶったシオがいた。
「お届けもん!」
シオがニヤッと笑って言った。
杏がシオの背中からひょっこり顔を出して翼にニヤッと笑った。
杏の笑顔に翼はホッとした。
「重い重い!どんどん重くなっていく~」
シオは大げさに顔をしかめて言う。
「あたしはこなきじじいか!!」
「暴れんなや!コラ!足ぬけてんだろ?」
「膝、ね…」
翼は苦笑いだ。
「ほら、翼!交代!」
シオはそういって杏を翼に背負わせる。
「落とすなよ!」
翼の肩をポンポンと叩き、シオは出ていった。
「やっぱさ…、」
翼がつぶやく。
「やっぱ、シオかっこいいな!」
「ん?」
杏が首をかしげる。
「あ…えっと、なんでもない!」
慌てる翼を見て、杏はニヤニヤしながら言った。
「リョースケが妬いちゃうぞっ☆」
「この―!!」
翼は杏を背負ったままぐるぐる回った。
「キャー!!!」
翼の背中で杏はいつまでもケラケラ笑っていた。