君への距離~あなたに一番近い場所~
ガチャッ



アツシ、
「どこ行ってたんだよ~!」



シオ、
「外。」



すでにだいぶ酔ってきているヒロシがシオに絡みはじめる。

「中塩クン、経済学部の鬼やんなぁ!」



シオが少し笑う。
「鬼?なんやそれ?」



ヒロシ、
「どんな女の子に告られても全然普通に断るって聞いたぞ~!」



シオ、
「…さあ?」



「必殺百人切り~!!」
ヒロシは手で空を切って見せる。



翼がたしなめる。
「やめろ!飲みすぎだって…」






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