君への距離~あなたに一番近い場所~
「写真とられたの…


チクッたらバラまくって…」




「大丈夫、そんなこと絶対させない!」


翼はまっすぐ杏の目を見つめて言った。




「僕を信じて…」





「朝練…行こう!」
杏があからさまに話題をかえた。



「杏ちゃん!!」



「朝練…行こうよ!もう、思い出したくないの…」



(そんな顔されたら…)

翼は泣きそうな杏を見てそれ以上問い詰めることはできなかった。





< 41 / 152 >

この作品をシェア

pagetop