君への距離~あなたに一番近い場所~
決意
『プレイボール!!』
荒垣大との練習試合が始まった。
試合前のミーティングでカズさんが言った。
「今日の先発は、光!」
みんながどよめく。
先発メンバー表を書いている杏の手がピクリと反応した。(今日は試合のスコアを書くのが杏しかいないため久しぶりにレッドにでてきていた。)
みんなの空気を察してカズさんが続ける。
「俺は、高校のときレギュラーとれんかった…。
練習は人一倍したのに、
練習にあんま来ないやつが、才能あるやつだったから…試合だけ来て、活躍して。
俺はそういうのがすごく嫌だった…」
「でも…翼にもいろいろ…」
「おい!」
シオの言葉を翼が遮って止めた。
「声出し頑張ります!」
カズさんが翼の肩を叩いて言った。
「お前を責めてるわけじゃないぞ?…ただレッドを実力主義にするのだけは、」
「わかります。また次使ってもらえるように頑張ります!」
翼は爽やかに言った。
荒垣大との練習試合が始まった。
試合前のミーティングでカズさんが言った。
「今日の先発は、光!」
みんながどよめく。
先発メンバー表を書いている杏の手がピクリと反応した。(今日は試合のスコアを書くのが杏しかいないため久しぶりにレッドにでてきていた。)
みんなの空気を察してカズさんが続ける。
「俺は、高校のときレギュラーとれんかった…。
練習は人一倍したのに、
練習にあんま来ないやつが、才能あるやつだったから…試合だけ来て、活躍して。
俺はそういうのがすごく嫌だった…」
「でも…翼にもいろいろ…」
「おい!」
シオの言葉を翼が遮って止めた。
「声出し頑張ります!」
カズさんが翼の肩を叩いて言った。
「お前を責めてるわけじゃないぞ?…ただレッドを実力主義にするのだけは、」
「わかります。また次使ってもらえるように頑張ります!」
翼は爽やかに言った。