君への距離~あなたに一番近い場所~
杏の部屋からあるいて10分くらいのところにあるかん吉ラーメンは、値段もボリュームも学生の味方!


学生たちがよく来る、みんなの馴染みのラーメン屋だ。



「いらっしゃい!」

店の親父、かん吉が元気に言った。


「パパ!」
杏はかん吉とも仲良しだ。


「杏―!最近、マサキやリョースケしか来ねえからさみしかったぞ!」


「あたしもさみしかった―!」


「純も久しぶりだな!あれ?二人か?」


「二人っきり!」
シオがニヤリと笑う。

「杏だけおごってやるな?」



「うわぁ―い♪」



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