好き【短編】

――微妙な空気が流れる。




『何で私の事知ってるの？』

『何で泣いてたの？』

『それはっ…!!』

『もしかして…彼氏と別れたばっかりとか？んなわけないな』

『なんで分かったの！？』
『当たったんだ…。』

『冗談だったの？』

『うん…良かったら話してよ。』

『…。』




何か、この人になら、話せる気がしたんだ。
これが……裕也(ヒロヤ)との出会いだった…。







『そんな事があﾞったﾞんだあﾞ〜ﾞ！』

気がつくと、その男の子は鼻水垂らしながら泣いていた。


『ぞうﾞどば知らﾞず!!ずびばぜんﾞでじだあﾞ〜ﾞ。』


『え…そんな…話聞いてもらってすっきりしたけど…。』

『辛いなぁ〜！それは！』

――ヂーﾞンﾞ



※鼻水を出す音です…。




『梨沙ちゃん！』


『はい！』


『俺と付き合ってよ！』






はぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜！？？？？？？




こうして、私たちの恋は、始まった(?)