好き【短編】
―――ガチャッ

『お邪魔しま〜す…』
返事がない…ま・さ・か

『あ、俺んち誰もいないよ。夜には家政婦が来るけどね。』

かっ…家政婦ぅぅ〜〜!!????何か凄いな…


って感心してる場合じゃな〜い!
2人っきり…って事だよね……。

『俺の部屋行こうぜ。』

――タンタンタン

階段を上る度に、高鳴る鼓動。もう蓮に聞こえそうで次第に顔が紅潮してくる。


『んま!適当に座って』

『あ、うん』

ドキッ

『あの…え…っと…』

蓮の顔が近づいてくる。
キス…される……

『馬〜鹿っ。』

そういって蓮は、私のおでこを弾いた。
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