友達以上 恋人未満…?

そして、次の日…

私はレンの部屋の前で突っ立っていた。

いざとなるとやっぱ…
ためらいが生まれちゃうよね……


腹をくくって息を吸い込んだ時、後ろから声がした。

「何してんの」

ちょっと懐かしいかんじの低い声。

「レン…」
「オレ部屋入りたいんだけど」
「あ…待って!私…レンに聞きたいことがあって…」
「…入れば」

そう言うとレンはさっさと部屋に入ってしまった。

「お、おじゃましまーす…」

どうしていいかわからずボーっと立ってるとレンがめんどくさそうに言ってくれた。

「その辺、座れよ」
「あ、うん」


めんどくさそうにしてるけど…レンが話しかけてくれる、ッてすごい新鮮な気がするなぁ…。

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