友達以上 恋人未満…?

「レ…んッ!?」

名前を呼ぼうとした瞬間唇に熱いものが触れた。


段々と深くなっていくキス…。

「ゃッ…れ、ん…」

息が苦しく、必死に訴えるけど、レンは止まってくれない。

「ッ…レン…?」

やっと解放され、肩で息をしながら名前を呼ぶと、レンは急に頭をガシガシとし始めた。

「ッ!!あぁくそッ!!」

ドサッ

そう言うと、私の隣に寝転んだ。

…顔が真っ赤だ。

「お前…その顔反則…」
「…?何が?」
「はぁ…お前なぁ…」

レンは諦めたようにため息をこぼした。

「いや、そんなことより…ごめん…」

レンはサッと座り直して私を起こしながら、でもちゃんと目を見て謝ってくれた。

「オレ…つつじのこと好きだけどさ…こんなことは絶対しないように決意してたんだ…。つつじを傷つけるようなことだけは…。でも…ダメだなッ!!」

そう言ってムリに笑顔を作るレン。


その様子に胸が苦しくなった。

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