友達以上 恋人未満…?
そう思った瞬間、私はレンを抱きしめていた。
「つッ!つつじ!?」
「…わゎッ!?ご、ごめん!!」
慌てて離れようとしたけど、レンによって阻まれてしまった。
私はすっぽりレンの腕の中。
でも…いやじゃなかった
「つつじ…」
「うん?」
「オレ、お前のこと絶対惚れさせてみせる!そんで、今日みたいに一方的にじゃなくて…もう一回、今度はカップルのキスをしてやッから、覚悟しとけよな!!」
そう言ってギュッと強く抱きしめた後、ペロッと舌を出して笑った。
「もうッ!!」
私はペシッと彼を叩いたけど、内心は嬉しかった。
何より、レンがこうしてまた、私の前で笑ってくれたことが。
今までのようないたずらッ子の笑顔を見せてくれたことが。