友達以上 恋人未満…?
私はキュッと目をつぶった。
……………
あれ?
何もおきない…?
そーっと目を開けると
ものすごく近くにレンの顔があった。
「うぎゃあッ!!」
「ッせーな、声でかい」
「だ、だ、だって…」
「安心しろよ、もう一方的にキスしたりしない」
レン…
「でも…」
チュッ
そう言ってレンは私のおでこに軽くキスを落とした。
「こんくらいは勘弁な」
フッと笑ってレンが言った。
私は何故か何も言うことができなかった。
「あれ、もしかして期待した?」
レンがニヤニヤしながら聞いてくる。
「ッ!!とにかくッ早く離れてよ!」
「はいはーいッと」
はぁ…
やっと解放された。
「でもこれで少しはオレの気持ち伝わった?」
急にまたレンが真剣になった。
「オレ、ホントにつつじのこと好きだからな?これだけは絶対に覚えとけ」
そう言ってレンは掃除に戻っていった。