友達以上 恋人未満…?
「おぉ、女子きたなー」
「おッ、みんなー」
それから大ホール横の控え室でレンたちと合流した。
「女子ドレスじゃーん。かわいいー」
「ありがと、陸ー!」
「かわいいより、きれい系じゃない?」
久しぶりの声が会話に入ってきた。
「あ、龍さん」
「美琴ちゃん、いつにも増して大人ッぽいねぇ。惚れ直しちゃうよ」
「はいはい、そのセリフ聞き飽きました。それより、龍さん生徒会の仕事あるでしょ?早く行かなきゃ」
「えぇー、ひどいな。せっかくみにきたのに。」
「わかりましたから、また後でね」
美琴は先輩をぐいぐい押しながらどこかへ消えてしまった。
トントン
ん?
何だろう、今肩を…
振り返ると、タキシードを着たレンが立っていた