友達以上 恋人未満…?
う、わぁ…
レン、超かっこいい…
いつもは遊ばせてある髪も今日はおとなしめにしてある。
タキシードをピシッと着こなしているけど、不思議とまじめ過ぎるような印象はなく、なにより、ものすごくよく似合っている。
つい私がボーっとしていると、レンはクスッと笑って言った。
「なに?ホレた?」
「なッ///」
「つつじトマトみたい」
もーー!!
今日は髪型もいつもと変えて、大人っぽいおだんごにしてきたのに…
私のことはなんか言ってくれないのかな…
私が黙りこんでいるとレンがスッと近づいてきて、私の耳元で囁いた。
「つつじもドレス似合ってる。髪型もいつもより大人っぽいし…めちゃくちゃかわいいよ」
それと同時に私の顔は爆発寸前。
レンは優しく笑うと
「今日、楽しみにしといて」
そう言い残して、陸たちの方に行ってしまった。
この時の私はとにかく心臓バクバクで、レンの言葉の意味など考えることもできなかった。