友達以上 恋人未満…?
―――…
「ふう、とりあえず落ち着いたかな…」
とりあえず先輩をソファーに寝かせ、氷を頭にのせた。
「薬とかないかな…。先輩、薬あります?」
私はトントンと先輩の肩をたたく。
が、応答なし…。
「せんぱ「飯…」
私の呼びかけを遮って先輩が消えそうな声で言った。
「飯?おかゆでいいですか?」
「ん…」
ふふッ。今の先輩小さい子みたい。なんかかわいいな。
私は少し微笑みながら料理を始めた。
「せんぱーい、できましたよー」
先輩はのそのそと動きながら、おかゆを食べる。
「どーですかッ?」
実は私、おかゆを作ったの初めてなんだよねー。
「うーん…」
う…まずかったかな…。
「もっと…甘いの…」
「え…?」
先輩が何かボソッと言ったと思った瞬間…私と先輩の唇が重なっていた。
「ん…甘…」
しかし唇はすぐに離れ、先輩はスースーと静かに寝息をたてていた。
私は…しばらくその場に座っていた…。
今の…?