友達以上 恋人未満…?

「いらっしゃいませ!ご注文はお決まりですかッ?」
「ん~、何にしようかなぁ~」


5番テーブルの人たちはまあまあかっこよかったけど、なんだか遊び慣れてるかんじで柄が悪かった。

でも仕事だしッ!
レンと一緒に頑張るんだもんッ!!

「ところで君かわいいね。白雪姫?」

男の1人がそう言って手を触ってきた。

う…
ガマン、ガマン。

「は、はぃ…ありがとうございます…。」
「おい、ケンー。完全にひびらせちゃってんじゃん。」
「ごめん、ごめん。びっくりしちゃった?」
「い、ぇ…」

今度は髪をなでてくる。


き、気持ちわるい…

すると突然ケンと呼ばれた人が立ち上がって、肩を抱いてきた。

「ね、これから一緒にまわらない?オレ君のこと気に入っちゃった」
「ちょっと…」


私たちに気づいた紅葉と陸が立ち上がった時だった。

ペシッ

誰かの手が私の肩におかれた手を振り払った。
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