友達以上 恋人未満…?
そう言って先輩は走っていった。
「「つーつーじー」」
背中がちょっとゾクッとした。
振り返ると、紅葉と陸が満面の笑みで立っている。
「どーしたの?」
「つつじの別荘ッてまだ余裕あるかなー?」
「え、うん。多分」
「ならさぁ…オレら2人くらい増えてもおっけーだよな!?」
「な、お前ら…これは勝ったクラスの特権だろ!!」
「まぁまぁまぁまぁ」
少し怒ったレンを陸が手で制した。
「だってだって、せっかくの冬休みに予定なしでゴロゴロなんて悲しいじゃん!!」
「ほら、心も行きたいッて!!」
「は…?オレは別に「ほらー(^U^)ノ」
心の言葉を遮って、紅葉が満面の笑みで笑う。
「私は構わないけど、一応学校側にも聞いてみて?」
「おっけー!!」
紅葉と陸はハイタッチをした。