友達以上 恋人未満…?
その瞬間、私はレンにフワリと抱きしめられていた。
割れ物を扱うみたいに優しく…でも、しっかりと…
「ごめんな…もう2度と、こんなことは起こさせないから…。オレはつつじから目を離さないようにすっから…泣きやめ…」
「うん…ありがとう…。私…レンが来てくれて、すっごくすっごく嬉しかったよ…」
そう言って微笑むと、レンは急に真っ赤になった。
「その顔反則…」
「え?レン、何て言った?」
「な、なんでもねぇよ!//行くぞ!」
「う、うん」
そうして私たちは手を繋いだまま、倉庫を出た。