クーデレ彼女
あー話しかけてみたいな。
でもスルーされそうだしな…
やめとこ、恥ずかしいよな。
うん。つーか俺、笹野由姫が喋った所授業意外で聞いた事ねーかも。
聞いてみたいな…
ポンッ
「おっはよ龍。」
「んっ、あぁ雄太はよ」
あっ、申し遅れました。俺の名前は
時田龍(トキダリュウ)
んでこいつが
吉村雄太(ヨシムラユウタ)
超イケメンだ。
男の俺でも認める位に。
対して俺は普通。
よく皆からドSと言われる。
「あのさ笹野由姫と話した事、ある?」
コソッと耳打ちをした。
「無いね。でもアイツ美人だから今狙ってんだ。しかもスタイル超良いしな」
うっ…嘘だろ!?
こんなイケメンに告られたら、誰だってOKするだろうよ!
「そっ、そうか!がっ頑張れよ!うん。」
「なにぃ~?龍も狙ってんのかぁ?アイツの事。」
肘で俺の肋ら辺をつついてくる。
「ちっ違えよ!」
ギャーギャーと騒いでたら、まさかの笹野由姫がこちらを向いた。
「あのさ、あんたら五月蝿い。静かにするって言葉知らないの?ホント餓鬼。」
……。