Not love☆彼氏
「お邪魔します」
遊樹の家に着いた私は、何年かぶりに入る遊樹の部屋に驚いた。
「へぇぇ…なんか変わったねぇ。昔はおもちゃとかマンガばっかりだったのに…」
「いつの話だよ!小学生の時の話しだろ?俺は高校生になったんです!」
少し膨れっ面になりながら…遊樹は一階に飲み物を取りに行った。
その間、私は遊樹の部屋をキョロキョロと見渡していた。
ホント…変わったなぁ!
それだけ一緒にいるのが久しぶりだって事かぁ。
なんか、男の子の部屋って緊張する…
相手が遊樹だとしても…
妙にドキドキして…
しかたない…
ーーガチャ…
ソワソワしている私は普通に入って来ただけの遊樹に、ちょっとビクッとしてしまった。
そんな…私を見た遊樹は不思議そうな顔をしながら、テーブルにジュースが入ったグラスを置いた。